《倍速》より《透明》
2005年07月06日22時39分05秒 ガープス
そろそろ「ガープス・ルナル」という分類を作るべきかもしれません。
戦士は基本的に殴ることを考えれば良いのですが、魔法使いはなかなか悩みます。味方を強化すべきか、敵を弱体化すべきか。味方の攻撃力を上げるのか、守備力を上げるのか。敵を直接攻撃するべきか。
市販のリプレイで良く使われているのは《倍速》、《すばやさ》、《怪力》、《盾》。小技としては《閃光》、味方を強化した後は《大治癒》。一点集中で使うなら《集団誘眠》。
《倍速》、《怪力》は味方の攻撃力上昇、《盾》は守備力上昇、《すばやさ》は両方を上昇、《閃光》と《集団誘眠》は敵の弱体化。味方の攻撃力を上げるのが多いです。
戦闘ではとにかく敵をどうにかしなくてはならず、敵をどうにかするには味方の攻撃力を上げるか敵を弱体化するか。そして敵一体を弱体化するより味方一人を強化して、その味方が複数の敵を相手にするのが効率は良いので、それを反映した結果でしょう。
ただ《倍速》が最も良く使われるのは、リプレイでは6人パーティが標準でパーティの行動回数が多く、戦闘の前に準備する時間を与えられていることも多いので、準備時間の長さが欠点になり難いためでしょう。
これが3、4人パーティで戦闘の前の準備時間がないと、その内の一人が3ターンも集中しかしないのは、パーティにかなり負担をかけます。25レベルにまで上げれば良いのですが、難易度は至難…。
《倍速》は行動回数が増えその内一回は気楽に全力攻撃できるのが強みです。増えた攻撃回数で敵の防御をくぐり抜けるわけです。その効果を考えると《透明》がその代用として使えそうです。
《透明》も準備時間が3秒ですが、難易度は難なので25レベルに上げるのはそれほど難しくありません。透明になれば敵は攻撃にも防御にもペナルティを受けます。避けが13の相手だと攻撃回数をどれだけ増やしてもすべてかわされる可能性がありますが、防御の目標値そのものを落としてしまえば問題ありません。
欠点は、見えなくなってしまうので敵が後衛を直接狙うようになることでしょうか。ただ全員見えなくなれば欠点ではなくなります。かけられた側が疲労するようなことはありませんし、持続時間は1分。あらかじめかける呪文としても使えます。
加速装置より光学迷彩。
ゲーニャルードのデータ
2005年06月24日17時09分48秒 ガープス
使う前にどこかへいってしまわないように保存。
ゲーニャルード
ゲーニャルードは元はペローマの下位神で確率を司っていました。姉はタマットの下位神で運命を司り、それぞれその司る対象の性質から幸運の女神と不幸の女神と呼ばれていました。
姉は絶望を振り撒く神として仲間の神からも忌み嫌われ、ゲーニャルードもあまり快く思っていませんでした。
そして悪魔との戦いが始まると、ゲーニャルードはその力で仲間に幸運を与え活躍します。一方姉は仲間の足を引っ張るとされて遠ざけられ、いつのまにか一人さびしく犠牲になってしまいました。
その後、ゲーニャルードは真実を知ります。姉は絶望を振り撒いていたのではありませんでした。彼女は周りの者の代わりに絶望を受け止めていたのです。確率と運命、同じ不確定なものを司りながらゲーニャルードが幸運の女神としていられたのは、姉が不幸をその身に受け止めてくれていたからだったのです。
真実を知ってゲーニャルードは嘆き哀しみます。せめて妹である自分だけでも姉のことを気遣ってやらなければならなかったのにと。そして、今度は自分が姉の代わりに絶望を受け止めようと、運命と戦おうと決心します。
絶望を受け止めために、ゲーニャルードは仲間の神から忌み嫌われるようになります。神の座も追われました。信仰していた人間たちも去っていきました。それでも彼女は挫けません。なぜなら、彼女は一人ではなかったからです。共に運命と戦おうとする者が現われたからです。
運命と戦える力――それはゲーニャルードの姉が、妹に最後に残してくれた力でした。それを授けられた者たちの旗印となるべく、姉の想いを今度こそ無駄にしないためにも、ゲーニャルードは運命に立ち向かうのです。
ゲーニャルードはイヌミミを生やし、眼鏡をかけた内気そうな少女の姿をしています。また、常に絶望を受け止めているため、大変なドジっ子です。しかし、ほとんど者には薄汚い犬の姿に見え、一般的なゲーニャルードの肖像画にもそう描かれています。
ゲーニャルードの聖印は鼓動です。鼓動は生命の音であり、生命は未来の可能性であり、未来こそ希望だからです。
ゲーニャルードの信者はゲーニャルードの下で運命と戦う戦士です。しかし「戦士」とは限りません。求められる力はさまざまであり、信者たちはさまざまな職業に就いています。あの店の店長も、あの芸人見習いも、そしてあの学者だって、希望を守るために戦うゲーニャルードの信者かもしれないのです。
余談ですが、ゲーニャルードはとってもお菓子が好きで、不幸を振り撒くという話と相俟って、ゲーニャルードが纏わりついてきたらお菓子を与えないと不幸になるという伝承が生まれました。今ではその伝承にちなんで、毎年秋の刈り入れ時をしばらく過ぎた時期に子供たちがおのおの仮装し(ただし、犬に関係した姿は忌避されます)、「お菓子くれないといたずらするぞー」と訴えながら家々を回る風習があります。それぞれの家は工夫を凝らしたお菓子を与えて厄除けをします。
彼らは気付いていませんが、外見はお化けでも中身は子供、すなわち未来であり希望であるその姿こそ、ゲーニャルードの真の姿を模したものに他ならないのです。
★本質:希望
★司る側面:真実と勇気
★二次的に司る対象:運命、覚悟、犠牲、意志、孤独、抵抗、明日
★神殿の役割
神殿は存在しません。もし建てられても他の信者が見つけ次第取り壊してしまいます。ゲーニャルードの神殿は信者の心の中にのみ存在し、いつ終わるとも知れない戦いを戦い抜く支えになっています。
★戒律
真実を受け止め、運命に立ち向かえ
勇気を武器とし、絶望を打ち倒せ
明日を信じて、希望を死守せよ
★特徴
ゲーニャルードの信者には「意志の強さ」を持つ者が多く、「使命」や「義務感」を持っている者も少なくありません。しかし、長い戦いの中で「偏執狂」になってしまったり、「不幸」になってしまう者もいます。
★特徴基本セット
ゲーニャルードの信者になるには、10点のCPを消費しなければなりません。ゲーニャルードの信者になると、以下の特徴が得られます。
秘密/追放:ゲーニャルードの信者である(-20cp)
運命抵抗因子(20cp)
カヴァー(10cp)
ゲーニャルードの信者に信者レベルはありません。ゲーニャルードの信者は高司祭共通呪文を修得できません。
★独自の特徴
秘密/追放:ゲーニャルードの信者である -20cp
信者以外は(黒の月を含めた他の月の信者も)ゲーニャルードを不幸を振り撒く神だと忌避しています。これは絶望の力によるもので、特別な力でもない限り忌避することを拒絶できません。そしてその信者も同じく不幸を振り撒く者だと忌避し、信者であることが分かれば黒の月以外の信者が黒の月の信者に対するような反応を示します。
運命抵抗因子 20cp
ゲーニャルードの姉が残した運命と戦える力です。この特徴を持つキャラクターは、ゲーニャルードを真実の姿で認識でき、希望の女神として信仰できます。
カヴァー 10cp
ゲーニャルードの信者は、その社会的立場から世を忍ぶ仮の姿を持つ必要があります。この特徴を持つキャラクターは、表向きはゲーニャルード以外の青か赤の月の平信者として振舞えます。また、必要なCPを消費すればそれらの信者レベルを上げることもできます。
真実への覚醒 10cp
後天的に「運命抵抗因子」を授かったことを表す特徴です。この特徴を得たキャラクターは、直ちに「秘密/追放:ゲーニャルードの信者である」と「運命抵抗因子」を得て、これまでの生活がカヴァーになります。
★特殊武器
ゲーニャルードには特殊武器はありません。
★独自の技能
ゲーニャルードには独自の技能はありません。
★ボーナス技能
ゲーニャルードにはボーナス技能はありません。
★呪文
敵感知、感情感知、恐怖、勇気、ゲーニャルード感知
★呪文データ
ゲーニャルード感知 情報・範囲/知力で抵抗
目標がゲーニャルードの信者かどうか分かります。一体の目標か、あるいは一定範囲にかけます。範囲にかけた場合、ゲーニャルードの信者がいることは分かりますが、人物は特定できません。
持続時間:一瞬
エネルギー消費:基本消費1/2(最低1)
準備時間:1秒
前提条件:《感情感知》
通常呪文の対象の大きさによる制約の改案
2005年06月20日17時14分54秒 ガープス
通常呪文には対象の大きさが1ヘクスを越えると越えた分だけ消費マナが倍になるルールがあります。直径3ヘクスの対象を取る場合の消費マナは、範囲呪文なら2倍ですが通常呪文なら対象が7ヘクスなので7倍に。少しでも大きな敵が現れたら敵に呪文をかけることは諦めて、人間サイズの味方の強化に専念するしかありません。
より大きな対象に呪文をかけるにはより多くのエネルギーがいることを表すと共にその大変さを実感させるルールですが、大きな穴があります。普通の大きさの人間でも倒れていると消費マナが2倍になるのです。
逆に普段は2ヘクスを占めていても1ヘクスに収まる方法があれば、消費マナを抑えられます。例えば豹として2ヘクスを占めるミケランジェロもお座りすれば1ヘクスに。
これらの問題の原因は、大きさを「地面をどれだけ占有しているか」から求めていることにあります。普通の大きさの人間でも、両手両足を広げて倒れれば2ヘクスより多くのヘクスを占有できるでしょう。ヘクスはガープスの重要な計量単位ですが、物の大きさを測るには適しません。そのため目的からかけ離れた結果を生んでしまっています。
大きさは体積から求めるのが理想ですが、対象が現れる度にその体積を測って比べるのは大変です。その妥当な代わりとして質量があります。
ガープスにおける人間サイズとは直径1mの円を底辺とする高さ1.8mの円柱。これを満たす水の質量は約1.4t。ただしその円柱を隙間無く満たす大きさではありませんから、切りが良いところで1t。この1tを基準にすれば簡単かつあまり目的から外れずに大きさを求められます。
このルールを使うと、目の前のドラゴンが地面をどれだけ占有してるか考える必要はなくなります。体重を聞いてそれが4.5tなら消費マナは5倍。一方5ヘクスを占有している大蛇も体重が1t以下なら消費マナはそのまま。無生物に呪文をかける場合も、占有ヘクスを考えるより全体の重さを考えるほうが簡単でしょう。
肉体操作系呪文で使えるもの使えないもの
2005年05月31日21時57分59秒 ガープス
効果を見ると戦士系の敵に使えそうなものが並んでいますが、生命力で抵抗されるものが多いので、戦士系には効き難いのが悩ましいです。
敵の魔術師を無力化するなら《口封じ》。ただ18レベル以上の呪文は抑えられません。《朦朧》ならレベルは関係ありませんが持続時間が短いです。《目くらまし》は攻撃呪文を抑える力は《口封じ》より上です。
《不器用》や《うすのろ》は戦士系に効きますが、技能レベルを15から10に下げても脅威は残り、避けを下げても受けや止めは下がりません。
《すばやさ》や《怪力》は痒いところに手が届きます。戦闘での効果は《倍速》のほうが高いですが、準備時間が短いので早く戦力を整えたい時には使えます。
《死の手》はレベルを21にして組み付きと一緒に使えば強力です。
動物系呪文で使えるもの使えないもの
2005年05月31日21時55分01秒 ガープス
動物系呪文のほとんどは他の系統の呪文を動物用に限定したものです。限定している分、目的が同じなら元の呪文より使い易いのですが、限定されている不利をぬぐえるほどではありません。
《〜制御》は選んで取れば使えそうですが、対象を無力化するためなら精神操作系呪文のほうが相手を選ばず人間にも効くので使えます。
唯一使えるのは《変身》です。《変身/アマツバメ》なら移動力55(時速200km)で飛べ、《変身/ゾウ》なら体力300です。《変身/アリ》を使えばどんなところにも潜り込めるでしょう。
持続時間が1時間と長いのも魅力です。知力が下がっても下がり切る前に元に戻ればなんともありません。
《他者変身》は攻撃呪文としては使えませんが仲間を助けるためなら使えます。
