遊葉見覚帳

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あの敗戦は避けられなかったのか?

2006年07月28日22時10分31秒 ブレイド・オブ・アルカナ

2006年07月23日の貪欲な拳アクトにおいて、我々は一人の死亡者を出した。結果から見ればわずか一手の違いで起こった失策であったが、果たして避けることはできたのか。

終戦間近、数おいて勝るPC側はしかし敵の呼吸の連打に押され、他人を守れる奇跡が尽き、さらに敵が未だ4,5発の奇跡を抱えている可能性を見せる状況において、クラックさんおよび遊葉の作戦参謀本部は敗北を悟っていた。

他人を守れない以上、敵に奇跡が残っている以上、自分を守る奇跡を持っていないキャラへフェイタル・ブロウが飛べばそのキャラは死ぬのである。敵もまた弾薬が尽きつつあることなど知りもせず、作戦参謀本部はもはやいかに有利な条件を残しつつ講和条約を結べるかを考えていた。いかに勝利するかではなく、いかに全滅しないかを考えていたのである。

まず呼吸をなんとかしなければならない。殴った分だけ殴られる。このままでは特技の応酬だけで全滅する。そこで呼吸の脇受けは可能かと質問し、これが通った。しかし敵はサクリファイスを抱えていることが明らかだった。もちろん他にも奇跡があるだろうが、もはやそれを考える余裕はない。

少なくともサクリファイスを撃たせるまでは防御奇跡を残しているものが殴るしかない。そこでディルクかアルベルジュかの選択が出てきた。後から考えればサクリファイスをアーティファクトで防げるかをよく考えなければならなかったのだが、当時としてはそれは通過点に過ぎず、それこそが詰めだとは誰も認識していなかったと思う。

どっちが先に殴ってもあとから残りが殴るのであり、大して変わらないと思われた。むしろ防御にしか使えないアーティファクトのほうをワールウィンドより先に使うべきだとした判断は、その状況では正しかったと思う。

その時誰かがアーティファクトの効果を確認していれば悲劇は防げたかもしれない。実際はそんな余裕は誰にもなく、遊葉も何か特技を生やすべきか自分のアルカナのページを見ながらあまり考えもせず賛成してしまった。

そしてその時がやってきた。

アーティファクトを処理する段階に至って、すかさん自身が「効果そのものを飛ばすサクリファイスには、インヴィンシブルの正位置にすぎないアーティファクトの逆位置は無力」ということに気付く。作戦参謀本部は「完全に詰んだ…」と全滅を覚悟した。

しかし敵もまた倒れ、突如終戦が訪れる。犠牲者が一人だったことは僥倖だった。

…結局何がいけなかったのか。ルールをよく読めということかもしれない。ただ、知らないことより思い込んでいることのほうがタチが悪い。いつも猜疑心で望むのは精神衛生上よくない。でもたまには疑問を持ってルールを読み返すことが必要なのだろう。

また、スタンスがあまりよくなかったとも思う。敗北の痛みをいかに和らげるかばかりを考えていて悲観的だった。確かに勝ちは見えなくなっていたが、「それでも、この状況から勝つとしたら、どう動いていなければならないか」と考えるべきだった。そうすれば、サクリファイスを凌ぐことの重要性に気付けていたかもしれない。

「たとえ99%負けると分かっていても、残りの1%に賭けるぜ!」「諦めたらそこでアクト終了ですよ」

…少年ジャンプをよく読めということかもしれない。

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